剪定の成否を決定づける最大のポイント、それが茎にある「節(ノード)」の位置だ。茎をじっくり観察すると、竹の節のように少し膨らんだ帯状の境界線が見つかる。こここそが、新しい芽や根を生み出すエネルギーが凝縮された重要拠点である。
カットすべき正確な位置は、「節のすぐ上、約1〜2センチメートル離れた場所」だ。節の真上ギリギリで切ってしまうと、乾燥や切り口からの組織壊死によって節そのものがダメージを受け、芽が出なくなるリスクが高まる。逆に節から遠すぎる位置で切ると、残った stem(茎)が枯れ込んで見栄えを損なう。日本園芸協会の指導でも推奨されているこの「数センチのゆとり」が、確実な再生を支えるプロの技術だ。