番組を爆発的なヒットへと導いた最大の推進力は、間違いなく主演の藤田まことと白木みのるという類稀なるコンビの存在だ。身長180センチを超える長身の藤田が演じるあんかけの時次郎と、小柄で甲高い声と鋭いツッコミが冴え渡る白木が演じる珍念。この圧倒的な視覚的コントラストが、画面に登場した瞬間に強烈な笑いを生み出した。
二人の掛け合いは、緻密に計算された「間」と阿吽の呼吸によって支えられていた。藤田が「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」と見得を切ると、すかさず白木が絶妙なタイミングでツッコミを入れる。稽古に稽古を重ねた二人のプロフェッショナルな職人技が、ギャグを単なる言葉遊びから時代を象徴するポップアイコンへと引き揚げたのだ。