世帯視聴率の推移を見ると、本作が直面した波乱の航跡が冷厳な数字として記録されています。ゲットレディ 視聴率推移の真相を分析すると、決して作品自体の魅力不足だけで数字が上下したわけではない実態が見えてきます。
データを見れば明らかなように、第1話から第8話までは世帯視聴率9〜10%台を頑健にキープしており、決して大崩れしていたわけではありません。特筆すべきは最終回の6.4%という急落ぶりです。日曜劇場の最終回としては歴史的な低水準となってしまいましたが、その最大の原因はテレビ朝日で生中継された「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド 日本対オーストラリア戦」でした。
大谷翔平選手が看板直撃の特大3ランホームランを放ったこの試合は、驚異の世帯平均視聴率44.4%(個人28.9%)を記録。テレビの前の視聴者のほぼ大半が野球中継に釘付けとなっていた時間帯であり、いかなるドラマであっても無傷ではいられない超弩級の外的要因が直撃したのが真相です。数字だけを切り取って「大爆死」と断じるのは、業界構造の現実を見誤る早計な見立てと言わざるを得ません。