シームレスダウンの寿命を縮める最大の原因は「皮脂汚れの放置」と「湿気」です。ポリウレタンの加水分解を遅らせるためには、シーズン中の適切なケアが欠かせません。
【失敗しない自宅手洗いの手順】
1. 洗面ボウルや浴槽にぬるま湯(30℃以下)を張り、おしゃれ着用の「中性洗剤」を規定量溶かします。
2. ファスナーを閉じたダウンを浸し、優しく押し洗いします。摩擦で圧着テープに負担をかけないよう、揉み洗いは厳禁です。
3. 水を2〜3回入れ替えながら、洗剤の泡が完全に出なくなるまで丁寧に押しすすぎを行います。
4. 洗濯ネットに入れ、洗濯機の脱水機能を短時間(30秒〜1分程度)だけ回して水分を切ります。
5. 水気が切れたら、風通しの良い日陰で平干しまたは厚みのあるハンガーにかけて陰干しします。羽毛の偏りを手で優しくほぐしながら、内部まで数日間かけて完全に乾燥させます。
クリーニング店に出す際は事前の確認が必要です。一般的な石油系ドライクリーニング溶剤はポリウレタン樹脂を急激に劣化させるため、店舗によっては「圧着剥がれに関する免責同意書へのサイン」を求められたり、取り扱い自体を断られたりすることがあります。プロに依頼する場合は、シームレスダウンに対応した「ウェットクリーニング(水洗い指定)」を受け付けている専門店を選ぶことがトラブル回避の鉄則です。