全国大学生協連などの調査動向や各大学の学生生活実態調査を総合すると、サークルや部活動に一切所属していない学生のサークル入らない割合と実態は、およそ35%〜40%前後で推移しています。さらに、籍だけを置いて実質的に活動していない「幽霊部員」を含めると、定常的にサークル活動へコミットしている学生は全体の半数程度にとどまるのが現場の実像です。サークルに入らないことは、決して異端でも少数派でもありません。
ネット掲示板や知恵袋でまことしやかに囁かれる「サークルに入らないと就職活動で落とされる」という噂について、企業の新卒採用担当者に取材を行うと、明確な答えが返ってきます。就職活動への影響と評価において、サークルの所属歴そのものが加点・減点の対象になるケースは皆無と言って差し支えありません。採用側が注視しているのは「どこに所属していたか」という肩書ではなく、「限られた大学生活の中で、自ら課題を見つけてどう行動したか」というプロセスの具体性です。
むしろ選考現場では、具体性の薄い「サークルの副代表としてメンバーをまとめました」という定型的なエピソードが供給過多に陥っており、面接官の記憶に残りにくいという構造的な逆転現象すら生じています。目的意識を持った学業、資格取得、学外活動に打ち込んだノンサークルの学生のほうが、独自性のあるエピソードとして高く評価されるケースが目立ちます。