カバンで崩れない柔道着のたたみ方!帯でコンパクトにする極意

カバンで崩れない柔道着のたたみ方!帯でコンパクトにする極意

カバンで崩れない柔道着のたたみ方!帯でコンパクトにする極意の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

通学カバンやスポーツバッグの中で柔道着が爆発したように広がってしまう最大の要因は、二重織り(刺し子生地)特有の「反発弾性」と「空気の残留」にあります。新品や糊が残っている道着はもちろん、使い込んだ道着であっても、平織りのシャツと比べて生地の厚みが約3〜5倍あります。普通に折りたたんだだけでは繊維の隙間に空気が閉じ込められ、歩行時の上下動やバッグ外部からの圧力によって折り目が自然と押し戻されてしまうのです。

そこで決定的な役割を果たすのが「帯を使った結束」です。帯でコンパクトにまとめる理由は、単なる持ち運び用の取っ手作りではありません。帯の持つ適度な硬さと摩擦力を利用して道着全体に均等な圧縮テンションをかけ、内部の空気を強制的に排出した状態をロックすることにあります。現場の指導者や実業団選手が実践する帯留めを行うと、無防備にたたんだ状態と比較して全体の厚みが約30%〜40%圧縮され、バッグ内での摩擦による型崩れを物理的に遮断できます。

柔道着が崩れる原因と対策を整理すると、以下の3つのメカニズムを断ち切ることが不可欠です。

  • ズボン(下衣)が滑り出る:上衣の内側にズボンを挟み込む際、裾や膝部分がはみ出していると、移動中の摩擦で下衣だけが抜け落ちます。ズボンは上衣の身頃幅よりわずかに小さく折り、完全に包み込むのが鉄則です。
  • 袖の折り返し位置が浅い:袖口がはみ出していると、カバンの内壁に引っかかって全体の展開を引き起こします。袖は身頃の中心線に向けて直線的に折り込む必要があります。
  • 帯の結び目の緩み:柔道着の帯の正しい巻き方を応用せず、簡易な蝶結びなどで済ませると、数回の振動で結び目が解けてしまいます。「本結び(コマ結び)」の要領で帯端をしっかり引き締め、摩擦抵抗を最大化させることが崩壊を防ぐ防波堤となります。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。