北大路夫妻には子供がおらず、二人三脚で長い人生を歩んできました。後継ぎや家族への依存ができない境遇だからこそ、「自分たちの後始末は自分たちでつける」という覚悟は人一倍強かったと言えます。
施設への入居に伴い、長年住み慣れた広大な自宅を売却し、身の回りの調度品や所持品を思い切って整理したことも話題となりました。いわゆる「断捨離」と「終活」を完璧に実行した格好です。不動産を所有し続けることによる固定資産税や維持管理の手間、将来的な相続問題などをすべてクリアにし、夫婦の身辺を極限までシンプルに整えました。
妻への深い感謝と愛情を持ち続け、どちらが先に旅立っても困らない仕組みを自らの手で完成させた北大路さんの立ち振る舞いは、子供のいない世帯における「理想的な終活モデル」として今も語り継がれています。