医療の発達に伴い、15歳を超えた猫の間で猫の認知症(認知機能不全症候群)の症例が増加しています。夜中になると部屋の真ん中で大きな声で鳴き続ける「夜鳴き」や、部屋の隅に入り込んで後退できなくなるといった行動は、飼い主にとって心身の負担になりやすい問題です。
愛猫の不安を和らげ、家族全員が休息を確保するための介護の工夫を取り入れましょう。
- 夜間用の常夜灯(フットライト)を設置:視力の低下や見当識障害によるパニックを防ぐため、暗闇を作らない配慮が有効です。
- 日中の適度な刺激とスキンシップ:昼間にブラッシングや優しい声かけを行い、昼夜逆転のサイクルを整えます。
- トイレと寝床の段差解消:トイレの縁を低く加工したり、スロープを設置することで粗相のストレスを軽減します。
- サプリメントや獣医師への相談:DHA/EPAなどのオメガ3脂肪酸サプリメントや、不安を抑えるお薬の処方など、無理に抱え込まず動物病院のサポートを頼ることが大切です。