株主総会で配当の決議が承認された際、経理部門では速やかに利益剰余金配当仕訳を切る必要があります。配当の決議時と、実際の配当金支払時の2段階で処理するのが一般的な企業実務のスタンダードです。
1. 株主総会決議時の仕訳(配当200万円、利益準備金20万円の場合)
繰越利益剰余金を取り崩して未払配当金と利益準備金を計上します。
2. 配当金支払時の仕訳
決議された期日以降に株主の口座へ配当金を振り込んだタイミングで、負債に計上していた未払配当金を消滅させます(源泉徴収税額の控除は省略した基本形です)。
注意すべきは、配当原資が「その他資本剰余金」である場合です。このときは利益準備金ではなく資本準備金を積み立てる仕訳(その他資本剰余金の減少とともに資本準備金を計上)となるため、決議通知書の原資記載を必ず確認して起票しなければなりません。