「三送会」の正式名称は「三年生を送る会」です。学校によっては「予餞会(よせんかい)」や「送別会」「卒業生を送る会」と呼称されるケースもありますが、公立・私立を問わず全国の中学校・高等学校で広く定着している略称が三送会です。
文部科学省が定める学習指導要領において、三送会は「特別活動」の中の「学校行事」あるいは「生徒会活動」の一環として位置づけられています。最高学年として学校を牽引してきた3年生に対し、在校生(1・2年生)が主体となって感謝の意を表現し、旅立ちを祝うと同時に、下級生が「次の最高学年・中核学年としての自覚」を引き継ぐ教育的意義を持っています。
多くの人が抱く「三送会と卒業式の違い」について、教育現場の運営構造から比較・分析したデータが以下の通りです。
卒業式が「公的な修了の証明」であるのに対し、三送会は「学校共同体における情動的な別れの儀礼」です。規律や作法に縛られる卒業式では表に出せない先輩・後輩のユーモアや感謝の涙が、三送会の体育館や教室にはあふれ返ります。