暖色系カラーを検討する上で避けて通れないのが、「色持ちの短さ」です。ピンク分子は比較的分子のサイズが小さいため、毛髪内部からの流出が早い性質を持っています。ブリーチなしで施術した場合のピンクカラー色落ち過程は、以下のようなタイムラインを辿ります。
- 染髪当日〜3日目:最も鮮やかな発色を維持。ツヤ感とピンクの深みがピークに達する。
- 7日目(1週間後):表面のピンク染料が徐々に流出。ピンク味がやや後退し、暖かみのあるウォームブラウンへと変化し始める。
- 14日目(2週間後):ピンクベージュや明るいトーンで染めた場合、この段階でピンクの色味はほぼ抜け、ベースとなったベージュやライトブラウンが露出する。
- 21日〜30日目:完全に染料が抜け落ち、施術前のベース明度(または少し明るくなったブラウン)に戻る。
一般的なピンクベージュ色持ち期間は、何もしなければおよそ10日〜14日間が限界です。しかし、適切なデイリーケアを組み込むことで、この寿命は1.5倍から2倍に引き伸ばすことが可能です。具体的には、施術後48時間はアミノ酸系シャンプーを使用すること、38度以下のぬるま湯で洗髪すること、そして週に2〜3回、市販またはサロン専売の「ピンクシャンプー」を導入して微量の染料を補給し続けることが鉄則となります。