ネット上の掲示板やSNS、知恵袋などの投稿を分析すると、酸化マグネシウムに対する評価は「手放せない救世主」という絶賛から「お腹がゴロゴロするだけで出ない」という落胆まで、真っ二つに分かれています。
現場の調剤薬局で薬剤師が受ける相談の多くは、「飲むと軟便になりすぎる」か「全く変化がない」という極端な両極端です。ある30代女性は手記形式の投稿で次のように語っています。
「何年も刺激性のピンクの小粒便秘薬を常用し、次第に効かなくなって激しい腹痛に怯えていました。医師に相談して酸化マグネシウムに変えた当初は『全然出ない』と失望しかけましたが、就寝前のコップ2杯のぬるま湯と毎食後の水分補給を徹底したところ、3日目から痛みのない自然なバナナ状の便が出るようになり、薬の印象が180度変わりました」
一方で見過ごせないのが、酸化マグネシウム副作用下痢に悩むケースです。投与量が多すぎると便が水分を含みすぎて水様便になり、外出もままならなくなります。酸化マグネシウムの最大の強みは「錠数(用量)の微調整ができる点」にあります。下痢や軟便になったら半錠〜1錠減らし、出なければ1錠増やすというように、自分の便の状態(ブリストル便形状スケールでいう『普通便・バナナ便』)に合わせて自己調整していく柔軟性が求められます。