感動の涙を流させた直後に、容赦なく下ネタとメタ発言の嵐を叩き込んでくるのが『銀魂』の真骨頂です。特に征夷大将軍・徳川茂茂が登場する一連のエピソード(通称:将軍回)は、公式・ファン双方が認めるギャグの最高峰として君臨しています。
将軍回における鉄板の流れは、「将軍の威厳を保とうと万事屋や真選組が奔走するものの、状況がことごとく裏目に出て将軍が無残な姿(ブリーフ一丁など)に成り果てる」という様式美です。どれほど理不尽な目に遭っても「将軍家は代々…」と泰然自若を受け入れる茂茂の懐の深さと、周囲の狂気じみたツッコミの応酬が凄まじい笑いを生み出します。
日常エピソードにおける代表的なギャグ神回としては、以下のエピソードが特に高い支持を集めています。
- アニメ第79話「柳生篇(トイレの紙争奪心理戦)」:トイレットペーパーがない密室で、銀時・東城歩・近藤勲・敏木斎が繰り広げる知略と心理戦の極致。 sandpaper(紙やすり)を巡る男たちの死闘は抱腹絶倒です。
- アニメ第83話「キャバクラ回(将軍かよォォォ!)」:将軍・徳川茂茂の初登場回。王様ゲームで徐々に服を奪われていく将軍と、銀時たちの必死のリカバリーが爆笑を誘います。
- アニメ第98話・第99話「Owee争奪戦」:新型ゲーム機「Bentendo Owee」の発売日に並ぶ銀時と桂小太郎。長老いじりや下ネタ全開のゲーム対決など、パロディの限界を突破したエピソードです。
- アニメ第237話・第238話「将軍スキー回(前空振りブレーキ)」:雪山で将軍と遭遇した一行が起こす大惨事。将軍の身体をスノーボードに見立てて滑降する禁断のギャグは語り草となっています。
これらのエピソードが見せるテンポの良さと予測不能なボケの連続は、日常のストレスを一瞬で吹き飛ばすほどの破壊力を秘めています。