事故物件の情報サイトとして絶大な影響力を持つ大島てるの公開データと、現地に住み込んだ芸人たちが肌で感じた違和感には、恐ろしいほどの合致が見られる。不動産市場で処理される事故物件の中でも、特に怪現象が集中する部屋には共通する建築的特徴がみられるのだ。
北西の角に配置された極端に小さな窓や、湿気が逃げにくい歪な水回りの動線など、気が停滞しやすいとされるレイアウトがその代表例である。現地取材でスクープされた写真の分析からも、リフォーム時に不自然に埋め殺された開口部や、開閉できないダミーの扉など、過去の歴史を物理的に覆い隠そうとした痕跡が鮮明に浮かび上がる。