大手予備校の難関大模試や共通テスト本番の追跡調査において、数学II・B・Cの平均点を押し下げる主因として毎年槍玉に挙がるのが「後半の大問における時間切れ」です。
SNSや受験掲示板、大手質問サイトに寄せられる受験生の切実な声を分析すると、この公式を巡る生々しい現実が浮き彫りになります。
「共通テスト模試の第3問で積分の計算に12分吸われ、大問の最後まで到達できずに爆死した。後から解説を見たら、12分の1公式を使えば1行で終わる計算だったと知って立ち直れない」(都内進学校・受験生の手記より)
「東大・京大レベルの文系数学では、微積は確実に完答したい得点源。だが答案で下手に裏ワザを使って減点される恐怖心から愚直に展開計算し、結局マイナス符号を落として15点分を丸ごと失点した経験がある」(大手予備校浪人生のネット投稿より)
共通テストのような「結果の数値のみがマークシートに反映される試験」において、公式を知っているか否かによる時間格差は大問1つを丸ごと解き終えるかどうかの分岐点になり得ます。70分という過密な試験時間において、積分計算で浮かせた5分をベクトルの思考問題や確率の樹形図精査に回せる心理的アドバンテージは計り知れません。