海外の調査報道メディアが指摘するファッション業界の裏側にも目を向ける必要がある。ポリエステルやナイロンを中心とする合成繊維への依存度は非常に高く、マイクロプラスチック問題や環境負荷への懸念は絶えない。各ブランドはリサイクル素材の採用を大々的にアピールするが、製品全体のサプライチェーンにおける真のサステナビリティ達成には未だ課題が山積みだ。
また、原価率の低さとマーケティング戦略によって生み出される「高い利益率」もビジネス面での焦点となっている。ブランドロゴやストーリーテリングによって裏打ちされた高価格帯ラインは、消費者に「健康投資」としての購入を促す。この巧妙なブランディング構造こそが、世界中の投資家や大手企業を引き寄せてやまない真のカラクリと言えるだろう。