「NHKのど自慢」の象徴とも言える鐘の音。長年にわたりその重責を担ってきたのが、パーカッショニストの秋山気付(あきやま きづく)氏だ。秋山氏は1993年から約29年間もの長きにわたり、約1100回以上の生放送で鐘を叩き続けてきた伝説の奏者である。彼の鳴らす鐘の響きには、出場者の緊張を解きほぐす温かみと、公平な審査を告げる厳粛さが同居していた。
そして現在、そのバトンを受け継ぎ「鐘の人」として活躍しているのが、打楽器奏者の参川雄一(みかわ ゆういち)氏だ。参川氏は東京フィルハーモニー交響楽団など、日本最高峰のオーケストラ公演やステージでも活躍する超一流の打楽器奏者である。クラシック音楽で培われた確かな技術と卓越したリズム感が、毎週の生放送で遺憾なく発揮されている。