彼が掲げ続けるスローガン「一碗からピースフルネスを」は、単なる美しい言葉の語感を超えた力を持つ。国境や宗教、民族の壁を越え、一杯のお茶を分かち合うことで互いの尊厳を認め合う。このシンプルな理念を携え、米連邦議会や国連本部をはじめとする世界各国の要衝で献茶式を執り行ってきた。
ユネスコ(UNESCO)親善大使としても精力的に活動し、紛争の絶えない国際社会に対して鋭いメッセージを発信し続けている。相手と向き合い、頭を下げ、茶を差し出す。その謙虚な所作の中にこそ、地球規模の対話を開く鍵があると説く態度は、各国の指導者たちにも大きな感銘を与えてきた。