住宅街の上空でヘリコプターが1時間以上ホバリングを続けると、直下の地上では日常生活や業務に深刻な影響が生じます。SNSやコミュニティ掲示板には、以下のような切実な生の声が日常的に寄せられています。
「朝の7時から同じヘリが頭上でずっと旋回していて、窓を閉めていてもテレビの音が全く聞こえない」(30代会社員・集合住宅)
「リモートワークの重要なオンライン会議中に激しいローター音と窓のガタつきがマイクに入ってしまい、会話が中断した」(40代IT関係者)
「夜間に突然サーチライトで自宅周辺を照らされ、何事かと外に出たら警察ヘリの捜索だった」(50代主婦)
航空法第81条では、航空機が飛行できる「最低安全高度」として、人または家屋の密集地域では「機体を中心として水平距離600mの範囲内の最も高い障害物の上端から300m以上の高度」と定められています。
しかし、航空法第81条の2の特例規定により、国土交通大臣の許可を受けた警察・消防・自衛隊・海保の救助・捜索活動においては、この最低高度基準が適用除外とされています。人命救助や犯人追跡という公共の安全確保が最優先されるため、住宅街上空での低空飛行や夜間ホバリングが法的に認められているのが実情です。