インターネット上やSNSでは様々な掃除の裏ワザが紹介されていますが、専門的な見地から見ると危険な誤解が少なくありません。
代表的な誤解が「塩素系漂白剤とエタノールの同時使用」です。汚れを一度に落とそうと混ぜて使用すると、有害なガスが発生する恐れがあり極めて危険です。また、「カビキラーを木枠にスプレーしてラップを巻く」という投稿も見受けられますが、木材内部の接着剤や塗膜が溶け出し、変色やひび割れを引き起こして修復不能になります。
もう一つの盲点は、「カビ取り後の水拭き不足」です。薬剤成分がサッシレールやパッキンに残っていると、大気中の湿気やホコリを吸着しやすくなり、かえって次のカビの栄養源になってしまいます。作業の最後には固く絞ったきれいな雑巾で薬剤を完全に拭き取り、窓を開けてしっかり乾燥させることが必須条件です。