ネット空間では「夫婦だから知らなかったはずがない」「同じオフィスフロアだったから共謀していたのではないか」という感情的な批判が少なくありません。しかし、法的な事実関係と実態を冷静に切り分ける必要があります。
三浦瑠麗氏が主宰する「山猫総合研究所」と夫の「トライベイキャピタル」は、かつて永田町の同一ビル内にオフィスを構えていたため、混同されやすい構造にありました。しかし、登記上も財務上も別法人であり、特捜部による徹底した資料押収と精査を経ても、三浦瑠麗氏本人が資金流用に関与した証拠は認められていません。
自著『孤独の意味も、女であることの味わいも』などの手記でも明かされている通り、彼女は学生時代からの独立心と明確な個人のアイデンティティを重んじる気質を持っています。「夫婦であっても互いの事業領域には踏み込まない」という徹底したプロフェッショナル同士のパートナーシップが、結果として夫の会社が抱えていた経営リスクへの察知を遅らせたという側面は否定できませんが、法的な犯罪加担とは本質的に別次元の問題です。