絶望的な状況の中、希望の光もある。2026年、現地の保全団体は最新のAI搭載ドローンを導入した。鬱蒼としたジャングルの上空から熱赤外線カメラを用いて、コウモリの個体数やねぐらの位置を正確に把握する試みだ。これにより、密猟者が近づきやすいエリアを特定し、先手を打ったパトロールが可能になった。
技術だけではない。最も重要なのは、地元住民の意識改革だ。かつてコウモリを狩っていた元密猟者たちが、今では「森のガイド」や監視員として雇用され、彼らを守る側に回っている。生活の糧を提供することで、保護活動を持続可能なものにする仕組みが機能し始めている。