旅行者が最も失敗しやすいのが食事の選択です。「仙台に来たからには牛たん」と短絡的に駅ビルの長蛇の列に1時間以上並んだ結果、全国チェーンと大差ない体験に終わってしまうケースは後を絶ちません。仙台穴場グルメ地元民おすすめの真髄は、地元民の胃袋を長年支えてきた専門店や、ローカルな歴史文化と直結したソウルフードにあります。
仙台出身の人気お笑いコンビ・サンドウィッチマンがテレビ番組等で熱烈に紹介し、全国のファンにも知られるようになったのが、青葉区大倉の山間に佇む「定義如来 西方寺(じょうぎにょらい さいほうじ)」門前にある定義とうふ店の「三角定義油揚げ」です。1枚150円前後という庶民的な価格でありながら、外側はサクサク、中はふっくらジューシーな揚げたてに醤油と七味唐辛子をかけて頬張る体験は、他では替えが効きません。
定義如来西方寺自体も、平家落人の隠れ里としての伝説を色濃く残す屈指の仙台穴場パワースポットです。縁結びや子宝祈願で知られる境内の五重塔や巨木に囲まれた参道は、観光地化されすぎた神社仏閣にはない厳かな空気に満ちており、訪れた人々の心を浄化してくれます。