麻原彰晃が自らの「超能力」として誇示した跳躍現象は、インドの伝統的ヨガにおいて「ダルドリー・シッディ(蛙の跳躍)」と呼ばれる技法と完全に一致します。これは骨盤底筋群や太ももの筋力を急激に収縮させ、あぐらを組んだまま前後に跳ねる運動であり、ヨガの世界では身体鍛錬のプロセスとして知られていますが、物理的に宙に浮き続ける超能力とは全くの別物です。
物理学的な計算と当時の撮影状況を照らし合わせると、その落差は一目瞭然となります。
物理学の初歩的な計算式に従えば、人間が自力で垂直に跳び上がった場合、重力加速度(g = 9.8m/s²)の拘束から逃れることはできません。高さ30センチメートル飛び上がったとしても、空中に留まっていられる時間はわずか0.5秒未満です。空中浮遊 仕組み 物理という観点から分析すれば、麻原の身体は放物線を描いて上昇し、一瞬で床へと落下していたに過ぎません。