研ナオコの音楽キャリアを振り返る上で、中島みゆき提供曲の存在は決定的な転機となりました。1975年の『愚図』を手始めに、1976年には『あばよ』がオリコン1位を獲得するメガヒットを記録。その後も『はやり唄』『かもめはかもめ』、そして『窓ガラス』『みにくいあひるの子』と、日本の歌謡史に残る代表曲・ヒット曲を連発しました。
中島みゆきが紡ぐ楽曲は、女性の強がりや捨てきれない情念、弱さを赤裸々に描いたものが多く、これを軽妙さと哀愁を併せ持つ研ナオコが歌うことで、単なる演歌や歌謡曲の枠に収まらない独自のニューミュージック/ポップスへと昇華されました。二人の強力なタッグは、まさに昭和の音楽界における最高峰の作家×シンガーの黄金コンビと呼ぶにふさわしい実績を誇っています。