渡航準備中の旅行者が最も陥りやすい危険な誤解が「ダイソーやセリアなどの100円ショップで変圧器が手に入る」という思い込みです。
100円ショップで販売されているのは、ピンの形状を変えるだけの「変換プラグ(Aタイプ→Cタイプなど)」であり、電圧を下げる「変圧器」ではありません。変換プラグは形状を物理的に合わせるだけの器具ですので、電圧は220Vのまま機器へ流れます。100均の変換プラグを介して日本の100V専用ヘアアイロンを差し込むと、即座に内部パーツがショートして故障します。
もう一つの重大な盲点が「日本から持参した電源タップ(タコ足配線)」の危険性です。日本の延長コードやマルチタップには「定格電圧 125V」と印字されています。これに220Vの電圧をかけると、内部の絶縁性能を超えてしまい、雷サージ保護回路などが熱暴走を起こして火災を招く恐れがあります。複数台を同時に充電したい場合は、100V-240Vに対応したUSBマルチポート充電器を持参するのが最も安全で軽量な選択肢です。