統一教会と北朝鮮の闇 文鮮明・金日成会談と資金ルートの真相

統一教会と北朝鮮の闇 文鮮明・金日成会談と資金ルートの真相

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1991年11月、世界に激震が走った。教団創始者である文鮮明が平壌を訪問し、北朝鮮の最高指導者・金日成と抱擁を交わしたのだ。強力な反共運動組織「国際勝共連合」を率いていた男と、共産主義国家の首領との電撃的な面会。表向きは「民族再統一と平和」を謳っていたが、その実態は双方の生存戦略が合致した政治的ディールだった。

当時の北朝鮮はソ連崩壊と経済不振に喘ぎ、外貨獲得が焦眉の急だった。一方、日本国内で霊感商法などの社会問題を抱え、国際的な孤立を恐れていた世界平和統一家庭連合側は、国家レベルの外交カードを欲していた。金日成は文鮮明を国賓級の待遇で迎え、金剛山観光開発やインフラ投資の約束を取り付けた。この歴史的会談こそが、その後の巨大な資金循環の起点となったのである。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。