高校時代、新庄の練習量は他を圧倒していた。監督やコーチの指導が終わった後も、一人グラウンドに残り、夜遅くまでバットを振り続けた。時には真っ暗になったグラウンドを自分で整備し、照明の明かりだけを頼りに守備練習に没頭することも珍しくなかったという。
手が血まみれになってもテーピングを巻き直し、翌朝には誰よりも早くグラウンドに立っている。その超人的な猛練習を支えていたのは、「絶対に誰にも負けたくない」という純粋なまでの反骨心だった。魅せるパフォーマンスの土台は、この泥臭い積み重ねによって築かれたのだ。