平干しネットを持っていなくても、一般的なハンガーの使い方を少し工夫するだけで、型崩れを徹底的に防止できます。アパレル関係者やクリーニング現場でも実践されている3大メソッドを解説します。
1. ハンガー2本を活用した「M字・荷重分散干し」
1本目のハンガーに通常通りセーターの首元を通して掛けたら、もう1本のハンガーを少し離れた位置(間隔約20〜30cm)に掛けます。そして、セーターの裾と両袖を2本目のハンガーのバーにふわりと掛け渡します。横から見たときに生地が「M字」を描く形になり、身頃と袖の重さが2本のハンガーに等しく分散されるため、肩への局所的な負荷が激減します。
2. 袖垂れを防ぐ「お化け干し」のやり方
「セーターのお化け干し」とは、ハンガーにセーターを通した後、垂れ下がった両袖を胸の前で交差させず、物干し竿や別のハンガーバーへ水平に持ち上げて掛ける手法です。まるで「お化け」が両手を前に突き出しているようなシルエットになることから名付けられました。袖の重みによる脇や肩の引っ張りを防ぎ、風が脇の下を通り抜けるため、乾きにくい接合部も素早く乾燥します。
3. 厚手バーを使った「胴体二つ折り干し」
スラックス用ハンガーやタオル掛け用ハンガーの水平バーに、セーターをちょうど身頃の真ん中で半分に折って掛ける方法です。両袖も身頃の上に重ねるようにして垂らします。肩にハンガーが一切当たらないため、肩ポコのリスクは完全にゼロになります。バーの跡がつくのを防ぐため、バー部分にフェイスタオルを巻き付け、厚みを持たせておくのが綺麗に仕上げるコツです。