突然できた黒い点を見てパニックになる前に確認したいのが、手のひらの黒い点と血豆の見分け方です。日常生活の何気ない動作(重い荷物を持った、ペンを強く握ったなど)で毛細血管が破れ、皮膚の内側で小さな血豆ができるケースは極めて頻繁に起こります。
血豆であれば、数日から2〜3週間ほど経過すると皮膚のターンオーバーに伴って色が赤褐色から黒褐色へと変化し、最終的には角質とともに押し出されて自然に消滅します。スマートフォンのカメラで日付とともに拡大写真を撮影し、1〜2週間ごとに大きさと色の変化を記録してみてください。形が変わらず消えゆく気配がなければ、血豆ではなく母斑や腫瘍を疑うのが確実です。
また、足の裏や手のひらのほくろにおける注意点として、常に体重や摩擦の圧力がかかる部位は組織の変異が起きやすいという指摘もあります。自覚症状がないまま静かに進行する悪性黒色腫の初期症状を見落とさないためにも、「いつの間にかできて消えない点」には注意深い観察が求められます。