Q1:睡眠時間は7時間以上とっているのに、日中に急に眠くなるのはなぜですか?
A1:睡眠の「時間」は足りていても「質」が著しく低下している疑いがあります。典型的な例が睡眠時無呼吸症候群であり、夜間に何度も無呼吸発作が起きることで脳が覚醒を繰り返し、深いノンレム睡眠が得られていない状態です。また、隠れた鉄欠乏性貧血や甲状腺疾患、自律神経の失調でも同様の症状が現れます。
Q2:食後の眠気を予防するために、手軽にできるランチの工夫はありますか?
A2:糖質の一括摂取を避けることが最優先です。丼ものやラーメン単品ではなく、主菜・副菜が揃った定食を選び、食物繊維(野菜・海藻)→タンパク質(肉・魚・卵)→炭水化物(ご飯)の順で咀嚼して食べる「ベジファースト」を徹底してください。また、食後15分以内に軽い散歩を行うと、血糖値の急激な上昇を大幅に抑制できます。
Q3:自分がナルコレプシーなどの過眠症かどうかを見極めるセルフチェックはありますか?
A3:国際的に広く使われている「エップワース眠気尺度(ESS)」が目安になります。「座って読書している時」「テレビを見ている時」「同乗者として車に乗っている時」など8つの日常場面において、ウトウトしてしまう頻度を0点(全くない)から3点(高い確率である)で評価します。合計点数が11点以上の場合は、中等度以上の過眠が疑われるため専門医への相談をお勧めします。
Q4:市販の眠気覚まし薬やドリンクを毎日飲み続けても問題ないでしょうか?
A4:毎日の常用は強く推奨されません。市販の眠気覚まし製品の多くには高濃度の無水カフェインが含まれており、依存性や耐性が生じるリスクがあります。常用によって胃粘膜が荒れるだけでなく、副腎疲労を悪化させ、かえって慢性的な疲労感を強める恐れがあります。あくまで一時的な緊急避難として留めるべきです。