偏差値の最も大きな役割は、テストごとの平均点の違いや難易度の差をリセットし、自分が全体のどの位置にいるのかを客観的に示すことです。例えば「平均点が85点のテストで取った80点」と「平均点が40点のテストで取った80点」では、同じ点数であってもその価値がまったく異なります。この不公平感を解消するために編み出されたのが偏差値です。
その算出に用いられる偏差値の計算式は以下の通りです。
【偏差値 =(個人の得点 - 全体の平均点)÷ 標準偏差 × 10 + 50】
この式を見て圧倒される必要はありません。要するに「平均点からどれくらい離れているか」を計算し、それを集団全体の「データの散らばり度合い(標準偏差)」で割り算した上で、基準値である偏差値50を基準として見やすく換算しているだけです。「×10」と「+50」は、人間が見て分かりやすい二桁の数字に調整するためのルールに過ぎません。