神慈秀明会を理解する上で外せないのが、母体となった世界救世教との歴史的関係です。同会は、世界救世教の開祖である岡田茂吉(おかだ もきち)の教えに傾倒した小山美秀子(こやま みほこ)会主によって、1970年に離脱・独立する形で設立されました。
教団の教義の柱は「浄霊(じょうれい)」と呼ばれる手かざしの儀礼、「秀明自然農法」、そして「美の追求」による魂の救済です。特に小山美秀子は「美を通じて人心を浄化する」という強い信念を持っており、これが後の美術館建設や壮大な建築群へと結実しました。
世界救世教から分派した宗教団体の中でも、特に芸術と美意識に特化したブランディングを展開したことが、文化人や富裕層、そして美を追求する芸能関係者の関心を引き寄せる土壌となったことは否定できません。