2026年入試において、英語民間試験の活用範囲は一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜で極めて大きなウエイトを占めています。文部科学省の推進する多面的評価の方針もあり、出願資格として特定のスコアを課す大学が増加しているためです。
進路指導を行う都内私立高校の教諭は次のように証言します。「総合型選抜の志望理由書や活動実績において、GTECのスコアは単なる英語力の証明にとどまりません。継続的なスコアの伸びをアピールすることで、学力伸長度や自律的な学習姿勢を裏付ける客観データとして面接官に好印象を与えるケースが多々あります」
大手質問サイトや受験生コミュニティに寄せられる生の声を見ても、現場の実感が伝わってきます。
「高2の冬にGTECで1020点を取り、公募推薦の出願基準をクリアできた。英検2級を日程の都合で受けられなかったため、学校受験のスコアが使えたのは本当に助かった」(現役大学生の手記)
「一般選抜でGTEC利用を考えていたが、志望校が求めていたのは『検定版』のみで、学校で毎年受けていたアセスメント版は対象外だった。秋口に気づいて青ざめた」(受験生の投稿)
このように、制度上の強みがある一方で、確認不足によるトラブルも後を絶ちません。受験生は自身の目標校がどの試験形式を要求しているのか、募集要項の細部にまで目を光らせる必要があります。