制度が自由化された今、男性の通う先はどう変化しているのか。実際のサロン現場やSNSのコミュニティを調査すると、ここ数年で顕著な地殻変動が起きていることが分かります。いわゆる「美容室離れ」を起こし、洗練されたメンズ専門バーバーへ回帰する20代〜40代ビジネスマンが急増しています。
大手ネット掲示板やSNS上に寄せられた利用者のリアルな証言を拾い上げると、美容室特有の環境に対する本音が見えてきます。
「20代前半までは流行りの美容室に通っていたが、女性客に囲まれたキラキラした空間に気疲れするようになった。メンズ特化のバーバーに変えてからは、周囲の目を気にせずリラックスできる」(32歳・ITコンサルタント)
「スキンフェードにしたくて美容室で頼んだら、グラデーションの境目が甘くぼんやりした仕上がりになった。バーバーの職人に頼んだら、0.1ミリ単位のバリカンワークとカミソリのラインアップで別次元の仕上がりになり、それ以来床屋一択になった」(28歳・メーカー勤務)
利用者の声から浮かび上がるのは、単に髪を切る場所を求めているのではなく、「男性の骨格に最適化された技術」と「無駄のない居心地の良さ」を求めている実態です。温かいスチームを浴びながらの本格シェービング、額の生え際を直角に整えるラインアップ、そして肩肘張らない接客。昭和の「大衆床屋」とは一線を画すクラシックバーバーが、感度の高い大人の男性から支持を集めています。