沖縄尚学といえば、1999年、2008年とセンバツ優勝を果たし、沖縄県勢の高校野球史に燦然と輝く名門である。比嘉公也監督の指揮のもと、伝統的に堅守速攻と綿密な投手戦を展開してきたチームだが、2026年シーズンのチームは過去の黄金期とも一線を画す異彩を放っている。
その中心に立つのが末吉だ。180センチを超える恵まれた体格から投げ下ろすピッチングフォームは、無駄な力みがなく実にスムーズ。中学時代から地元沖縄で頭角を現していた彼だが、沖尚の門を叩いてからの成長速度は周囲の予想を遥かに超えていた。連日のハードトレーニングを経て培われた下半身の強さは、終盤になっても球威が落ちない抜群のスタミナを生み出している。