江南コースの難易度を測る客観的指標として注目すべきは、フルバックティにおけるコースレート74.1、全長7,079ヤードという骨太なスペックです。広大なフェアウェイに見えても、ランディングエリアの幅は巧みに絞り込まれており、少しでも狙いどころを外すと深いガードバンカーや木立がセカンドショットのスタイミーを生み出します。
特にインコース終盤のホール群は、スコアメイクにおいて最大の試練となります。池が絡むホールでは風の計算が必須となり、アプローチにおいても砲台気味のグリーン面を捉えきれなければ、硬く締まったスロープを転がり落ちて深いラフへと捕まります。アンジュレーションの効いた高速グリーンでは、ピンポジションに対して「手前から攻める」鉄則を徹底しなければ、容易にスリーパットを叩くセッティングとなっています。
単に飛距離を競うのではなく、14本のクラブすべてを駆使して頭脳的な組み立てを行わなければ太刀打ちできない奥深さこそが、アスリートゴルファーの挑戦意欲を刺激し続ける理由です。