情報収集の過程で目にするネット上の噂や懸念について、一次情報と現場の取材データからその真偽を検証します。
1. 「高校募集を停止する」という噂の真相
近年、首都圏の中高一貫校が完全中高一貫化を進め、高校募集を停止するケースが相次いでいます。多摩大学目黒に関しても「いずれ高校募集を停止するのではないか」という憶測が保護者コミュニティで語られることがありますが、現時点で高校募集を停止する公式決定はありません。高校からの高入生(高校入学組)も特進・進学コースで積極的に受け入れており、中学からの内進生と早期に合流・切磋琢磨するカリキュラムが正常に機能しています。
2. いじめのネット書き込みと生徒指導の実態
検索エンジン等で散見される「いじめ ネットの反応」といったネガティブワードですが、学校関係者への取材や第三者機関の学校評価アンケートを見る限り、学校全体として特段のいじめ放置体質があるわけではありません。むしろ生活指導やカウンセリング体制は厳格であり、スマートフォンやSNSの利用ルールに関しては定期的な情報モラル教育が実施されています。トラブルが発生した際にも早期に学年主任や担任が介入する体制が敷かれており、ネット特有の古い風評被害が検索サジェストに残存している側面が強いと言えます。
3. 学費は本当に高いのか?
「多摩大学目黒は学費が高い」という評判も見られます。年間の授業料や維持費、さらにセミナーハウス利用等に伴う諸経費を合計すると、確かに初年度納付金は都内私立平均の標準〜やや上位に位置します。また、英国調のデザインで人気の制服費用(夏冬一式・指定カバン・コート類など)で12万〜15万円程度の初期費用が必要です。しかし、前述の通り校内の無料放課後補習や長期休暇講習が充実しているため、外部の個別指導塾や大手予備校に多額の費用を支払わずに済む点を勘案すれば、トータルの教育費支出としては極めて合理的という見方が現実的です。