「端の方に細い線が1本あるだけだから」と、異常を放置したまま視聴を続けるユーザーも少なくありません。しかし、現場の第一線に立つ家電製品エンジニアは、初期段階の異変を無視することに警鐘を鳴らしています。
基板の接触不良や発熱による歪みが原因である場合、放置によって電流の偏流が起き、隣接する正常な回路やドライバーICにまで過剰な負荷がかかり続けます。結果として、最初は1本だった線が数日後には帯状の黒いバーへと広がり、最終的には画面全体がブラックアウトして一切映らなくなるというドミノ倒し的な故障を招きかねません。
画面の端を押すと線が消えたり増えたりする接触不良の兆候や、本体背面から異常な発熱・異臭が漂う場合は、内部ショートのリスクを孕んでいます。被害を最小限に食い止めるためにも、兆候が現れた段階で即座に使用を控え、適切な判断を下す姿勢が求められます。