今作の最大の魅力は、なんといっても主演を務める趙露思の凄みすら感じさせる演技力にある。従来の愛らしいイメージを大きく覆し、冷徹な孤独と内面に秘めた熱い情熱を抱える難役を見事に体現。殺陣のしなやかさや、瞳の奥に宿る揺るぎない意志は観客を強く惹きつける。
共演陣のキャラクター設定も一筋縄ではいかない。味方か敵か判然としないミステリアスな人物たちが緻密な人間模様を織り成す。各キャラクターが抱える秘められた過去や悲痛な誓いが物語に何重もの深みを与えており、今後の人間関係の変遷に対する期待が高まるばかりだ。