国際派としての評価をさらに揺るぎないものにしたのが、Apple TV+で配信中の大型SF作品『インベージョン』だ。忽那汐里が演じたJAXAの通信技術者ヤマト・ミツキは、地球規模の危機という極限状態のなかで、密やかな愛と過酷な試練に直面する複雑な役柄であった。
劇中で見せた密やかな親密さや、愛する者を失った絶望のなかで露わになる生々しい情感は、観る者の胸を強く揺さぶる。ハードな撮影環境と多言語を行き来する高度な芝居のなかで、彼女が漂わせた切ない色気と情熱は、作品に深遠な奥行きを与えた。海外ドラマの舞台でも異彩を放つその表現力は、海外の主要メディアからも惜しみない賛辞が送られている。