ベンチプレスの正しいやり方完全ガイド!胸に効かせるフォームと重量設定

ベンチプレスの正しいやり方完全ガイド!胸に効かせるフォームと重量設定

ベンチプレスの正しいやり方完全ガイド!胸に効かせるフォームと重量設定の方法について徹底ガイドします。実践的なガイドをご覧ください。

ベンチプレスを行っている最中に「大胸筋ではなく肩の前部ばかりが疲れる」「三角筋や僧帽筋に力が入ってしまう」と感じる場合、運動力学的なエラーが発生しています。ベンチプレスで大胸筋に効かない理由の最たる要因は、肩甲骨がベンチ台に対してフラットに寝てしまい、肩関節が前方に突き出た(プロトラクション)状態でバーを押し出している点にあります。

大胸筋は、起始部(鎖骨の内側・胸骨・肋軟骨)から停止部(上腕骨の大結節稜)に向かって走行しています。肩甲骨が固定されず肩が前に出ると、大胸筋のストレッチ&収縮の可動範囲が極端に狭まり、代わりに三角筋前部や上腕三頭筋が主働筋として動員されてしまいます。その結果、胸への刺激が逃げるばかりか、挙上動作のたびに肩関節内の烏口肩峰アーチと回旋筋腱板(ローテーターカフ)が衝突する「肩峰下インピンジメント」を誘発します。

これが、多くのトレーニーを悩ませるベンチプレスにおける肩の痛みの原因と対策の最重要ポイントです。バーベルを下ろす際に脇が90度近くまで開いていると、肩関節の回旋軸に過度なねじれ応力が加わります。上腕骨と体幹の角度を45度〜70度程度に保ち、脇を適度に締めるポジショニングを保つことで、インピンジメントのリスクを力学的に大幅低減できます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。