じゃがいもの芽かき時期は草丈10Cmが鉄則!失敗しない本数と手順

じゃがいもの芽かき時期は草丈10Cmが鉄則!失敗しない本数と手順

じゃがいもの芽かき時期は草丈10Cmが鉄則!失敗しない本数と手順の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

じゃがいも栽培において、なぜこれほどまでに芽かきのタイミングが重視されるのでしょうか。その理由は、植物生理学的な「養分の分配バランス(ソース・シンク関係)」にあります。

植え付けた種芋からは、品種や環境によって5本〜10本以上の芽が一斉に地表へ伸びてきます。そのまま放置すると、限られた種芋の養分と根から吸収する水分・肥料分がすべての茎葉に均等に分散されてしまいます。その結果、地中では無数のストロン(地下茎)が形成され、1株に20個〜30個もの小さな芋が密集してしまい、どれ一つとして十分に肥大化できずに終わるのです。これがじゃがいも栽培における最大の失敗原因です。

じゃがいもが収穫量を増やす理由は、地上部の茎数を適切に制限し、光合成によって作られた炭水化物を厳選した数個のイモへ集中的に送り込むことにあります。草丈が10〜15cmに達したタイミングは、種芋内部の初期養分から自前の根による養分吸収へと切り替わる移行期にあたります。この時期に不要な芽を取り除くことで、株全体のエネルギーロスを最小限に抑え、市販サイズ(M〜Lサイズ)の立派なじゃがいもを安定して収穫できるようになります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。