「虹は7色である」という知識は、私たちが幼少期から刷り込まれてきた社会的コードの一例に過ぎません。しかし、科学的な事実(連続スペクトル)と文化人類学的な事実(国ごとの色数の違い)を知ることは、私たちが物事をいかに特定のレンズを通して見ているかを再認識させてくれます。
雨上がりの空を見上げたとき、「教科書通りの7色を探す」のではなく、「赤から紫へと溶け合う無数のグラデーションの美しさ」をそのまま観察することこそ、自然科学と美意識の醍醐味です。
虹を綺麗に見る・スマートフォンで鮮明に撮影するための現場の条件は以下の通りです。
- 太陽を完全に背にする:自分の影が伸びる方向の正面に虹が現れます。
- 太陽の高度が42度以下:朝方や夕方の斜光の時間帯ほど、天高く大きな半円の虹が架かります(太陽が高い真昼は地平線下に隠れて見えません)。
- 背景に暗い雨雲が残っている:コントラストが強調され、主虹だけでなく副虹やアレクサンダーの暗帯まで明瞭に捉えられます。