草刈機・チェンソー混合油の作り方|失敗しない比率と焼き付き防止策

草刈機・チェンソー混合油の作り方|失敗しない比率と焼き付き防止策

草刈機・チェンソー混合油の作り方|失敗しない比率と焼き付き防止策の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

Q1:4サイクル自動車用のエンジンオイルをガソリンに混ぜて使っても問題ありませんか?
A1:絶対に混ぜてはいけません。4サイクル用オイルは「燃焼させないこと」を前提に高粘度で添加剤が豊富に配合されているため、2サイクルエンジンで燃焼させると大量のスラッジやカーボンが発生し、排気ポートの閉塞や点火プラグの失火、最終的にはピストンリングの膠着を引き起こします。必ず「2サイクル(2ストローク)専用」と明記されたJASO規格適合オイルを使用してください。

Q2:古い刈払機に「25:1」とシールが貼ってあります。最新のFD級オイルを使う場合でも25:1で作るべきですか?
A2:機械本体に「25:1」と指定されている古い機種であっても、高品質なFDグレードオイルを用いる場合は、オイルメーカーが指定する比率(多くのFD級オイルは50:1指定)で希釈するのが現代の定石です。かつての「25:1指定」は低性能なFB級オイルを前提に設定された潤滑マージンであり、FD級オイルを25:1の超高濃度で投入すると、カーボン堆積によるトラブルを招きます。不安が残る場合は、中間的な「35:1〜40:1」程度から様子を見る選択肢もありますが、FD級本来の性能を引き出すには指定比率通りの運用が推奨されます。

Q3:ハイオクガソリンを使って混合油を作ると、エンジンのパワーは向上しますか?
A3:パワーアップの効果はほぼ得られず、むしろデメリットが生じる恐れがあります。ハイオクガソリンは高圧縮・高負荷のエンジンにおいて「異常燃焼(ノッキング)を起こしにくくする(着火しにくくする)」設計がなされています。小型の刈払機やチェンソーのエンジンはレギュラーガソリンのオクタン価に合わせて点火タイミングが最適化されているため、ハイオクを使用すると着火が遅れて排気温度が上昇したり、シリンダー内に未燃焼デポジットが溜まりやすくなったりします。機械メーカーの指定通り、新鮮なレギュラーガソリンを使用してください。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。