地方空港から羽田経由で海外へ向かう、あるいは海外から帰国して地方へ戻る際に最大の関門となるのが、羽田第3ターミナル国内線乗り継ぎ方法です。国内線が発着する第1ターミナル(JAL系等)および第2ターミナル(ANA系等)と、国際線の第3ターミナルは滑走路を挟んで遠く離れており、綿密なタイムマネジメントが要求されます。
移動の主軸となるのは、空港内を巡回するターミナル間無料連絡バスです。ここで見落としてはならないのが、運行系統ごとの移動時間の差異です。第1第2ターミナル間無料連絡バス移動時間の実測値を確認すると、第3ターミナルから第2ターミナルまでは約7〜10分、第1ターミナルへは約10〜15分を要します。日中は約4分〜8分間隔で高頻度運行されていますが、早朝・深夜帯は10分〜15分間隔に広がるため、バス停での待ち時間を含めると最低でも25〜30分の移動バッファを見込む必要があります。
乗り継ぎに関して、現場で混乱が頻発している3大注意点をまとめました。
- MCT(最低乗り継ぎ時間)の厳守:同一航空会社グループ内での乗り継ぎであっても、国内線⇔国際線間は最低でも「70分〜80分以上」のインターバルが推奨されています。手荷物の再預け入れが必要な旅程の場合、90分を切ると極めて危険な綱渡りとなります。
- 京急線・モノレールの「無料乗継票」制度:無料連絡バスが渋滞等で遅延する懸念がある場合、各ターミナルの案内カウンターで航空券(またはeチケット控え)とパスポートを提示すると、京浜急行線および東京モノレールのターミナル間移動用「無料乗継票」が交付されます。これを利用すれば、正確な定時運行で移動することが可能です。
- 第2ターミナル国際線発着便との誤認:ANA便の一部の国際線は、第3ターミナルではなく「第2ターミナル国際線施設」から発着します。チケットに記載されたターミナル番号を誤認し、第3ターミナルに来てしまった乗客が慌ててバスへ駆け込むトラブルが現在も多発しています。