スーパーの青果コーナーを歩いてみよう。アボカドは十中八九、レタスやトマトの隣に鎮座している。バナナやリンゴの横で見かけることは滅多にない。
このねじれ現象は、消費者の「用途」に起因する。私たちはアボカドをデザートではなく、サラダの具材やディップ、あるいはハンバーガーのトッピングとして購入する。流通を担う卸売業者や小売店も、消費者が買い物しやすいように「野菜」の棚に並べる。もしリンゴの隣に置かれていたら、今日の晩御飯のおかずとして手に取る人は減ってしまうだろう。マーケティングが生んだ、合理的かつ実用的な配置なのだ。