最も多くの読者が知るべき事実は、「禁断の扉を開いた夫婦が最終的にどのような結末を迎えているのか」という点です。離婚問題を専門に扱う弁護士や夫婦問題カウンセラーへの取材によると、一度でも配偶者交換に手を染めた夫婦の7割以上が5年以内に関係悪化や破綻に至るという過酷な推計値が存在します。
スワッピング夫婦のその後を決定づける要因として最も深刻なのが、スワッピングによる離婚と後悔の経緯です。当初は合意の上であったとしても、以下のようなプロセスを経て家庭崩壊へと転落していきます。
「最初は夫を喜ばせたい一心で我慢していました。でも、目の前で夫が若い女性を熱心に抱く姿を見て、私の中の何かが完全に壊れました。夫の身体に触られることすら吐き気を催すようになり、最終的に私から離婚届を突きつけました」(40代女性・手記より)
さらに見過ごせないのが、スワッピングトラブルの危険性と真相に伴う法的リスクです。日本の民法770条1項1号では「不貞行為」が法定離婚事由と定められています。「お互いに同意していたのだから不貞には当たらない」という主張がネット上で散見されますが、法実務の見解は全く異なります。
家事事件に詳しい弁護士は次のように指摘します。「事前の包括的同意があったとしても、公序良俗(民法90条)に反する契約と見なされる可能性が高く、行為によって婚姻関係が破綻したと認められれば、提案した側や過度に主導した側に対して高額な慰謝料請求(一般的に200万〜300万円)が認められる判例が優勢です。さらに、アルコールが入った場での『同意の有無』を巡り、不同意性交罪として刑事事件に発展する事例も報告されています」