電子玩具と家庭用ゲームの境目を極限まで曖昧にし、当時の玩具産業全体に構造変化をもたらした存在が、2004年に彗星のごとく現れたニンテンドーDSだ。
ダブルスロットやタッチパネル、音声入力といった直感的な操作性は、従来の玩具メーカーにも強烈な衝撃を与えた。画面を触って操作する体験は、アナログな手触りを大切にしていた従来の玩具マーケットを脅かすと同時に、インタラクティブな遊びの基準を一段高いレベルへと引き上げた。各おもちゃメーカーはデジタルギミックを取り入れざるを得なくなり、ハイテク玩具の百花繚乱時代が幕を開けたのである。