仏壇にお膳を供えるにあたって、最も多くの人がつまずきやすいのが仏膳の正しい向きと仏膳の向きと箸の置き方です。結論から述べると、仏膳を供える際は「食べる人(仏様・ご先祖)から見て手前にお箸が来るよう、仏壇側に箸を向けて配置」します。
私たちが自分で食事をとるときは、お箸を手前側に置き、左手前にご飯、右手前に汁物を置きます。しかし、霊供膳は「故人や仏様に召し上がっていただくための食事」です。そのため、配膳を終えたお膳を仏壇に運んだら、自分から見て180度回転させて仏壇に向ける必要があります。このとき、お箸は仏壇の内側(奥側)を向き、お箸の持ち手部分は右側を向くように置きます。
法要の席で親族や僧侶が見ている前で、普段の食卓と同じ向き(手前にお箸がある状態)のまま仏壇へ置いてしまうと、「仏様に背を向けて配膳している」と見なされ、重大なマナー違反と受け取られることがあります。仏壇のお供え物の配置全体を見渡したとき、お膳は本尊や位牌の正面、下段のスペース(前机や経机)にゆとりを持って置くのが基本です。